筒香が試合中にスタンド通路に…“突貫”メジャー開催のBジェイズ3A本拠地で珍しい光景

[ 2020年8月15日 20:28 ]

試合中に球場コンコースを移動する筒香(杉浦 大介通信員)
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 レイズの筒香嘉智外野手(28)が14日(日本時間15日)、ニューヨーク州バファローのセーレン・フィールドで行われたブルージェイズ戦に「6番・DH」で出場し、2四球だった。最初の2打席連続で四球を選んだ後、無死2塁で迎えた6回の第3打席で代打を送られた。レイズは4―12で敗れ、連勝は6でストップした。

 試合前、筒香は今季から同じア・リーグ東地区のブルージェイズに所属する山口俊投手(32)と対面した。ブルージェイズの打撃練習の際、ライト後方でボールを拾っていた山口の元に筒香が駆け寄り、会釈。その後、互いの通訳を交じえ、フェンス側で約10分にわたって話し込んでいた。

 試合では2017年のワールド・ベースボール・クラシック準決勝で米国代表の先発を務めた右腕ロワークと久々の対戦。初回、2死一塁で迎えた第1打席。一塁走者が二盗成功でチャンスとなったが、カウント3―1から落ち着いて四球を選んだ。

 3回も再び1死2塁の好機で打席に立ち、フルカウントからまた四球。結局、この日はなかなかバットを振れないまま、6回無死2塁で左腕ケイに対したところで右打ちの主力打者ディアスを代打に送られた。打率は・182のまま。

 レイズは一時、3―0とリードしたものの、投手陣が誤算だった。ヘルナンデスに2本、ビジオ、ビシェットに1本ずつなど、合計6本の本塁打を打たれての大敗。連勝は6でストップし、ケビン・キャッシュ監督は「今日、この球場ではボールがよく飛んだ。同じ条件だけど、相手にやられてしまった」と渋い顔だった。

 ニューヨーク州バッファローにあるセーレン・フィールド(収容1万6600人=両翼99メートル、中堅123メートル)はもともとブルージェイズ傘下3Aの本拠地。トロントでの試合開催は検疫問題でカナダ政府から認められなかったため、今季は急きょブルージェイズの本拠地となることが決定。照明などの設備が不十分なことから当初はメジャーの試合挙行には疑問が呈されたが、突貫工事でなんとか11日にブルージェイズの本拠地開幕戦に漕ぎ着けた。

 スタジアム内外の至るところにブルージェイズの球団カラーとロゴの青いシートがかけられ、メジャーリーグの本拠地の雰囲気を醸し出している。ビジターチームの設備も充実しており、レイズの内野手ローが「関係者は素晴らしい仕事をしてくれた」と言い、外野手キーアマイアーが「シャワーが豊富にある」と語るなど、ビジター選手たちも施設には満足している様子だった。

 ただ、クラブハウスはやはり狭いためか、「ソーシャルディスタンス」を保つために一、三塁側の両方をブルージェイズが使用。ビジターのクラブハウスは右中間後方に特設された巨大なテントの中に設置された。レイズ選手たちは右中間のフェンスにある扉を開け、フィールドを通ってベンチまで歩くというメジャーではない光景が見られた。筒香も試合中はダグアウト後ろのスタンドに座った。この日はDHだったため、打席の合間にはスタンドの通路を歩き回る珍しい姿もあった。(杉浦大介通信員) 

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