慶大、早慶戦制して開幕4連勝 “代打の代打”橋本典が決勝打

[ 2020年8月15日 20:51 ]

東京六大学野球春季リーグ戦・第6日   慶大5―3早大 ( 2020年8月15日    神宮 )

<六大学野球 慶大・早大>延長10回タイブレーク 無死一、二塁、慶大・橋本典は右中間適時三塁打を打つ (撮影・西川祐介)
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 慶大が早大に延長10回タイブレークの末に競り勝って開幕4連勝。3―3の10回に「代打の代打」で出場した橋本典之(3年)が決勝の2点三塁打を放った。早大は先発・早川隆久(4年)が8回3失点の力投も実らず。慶大が16日の法大戦に勝てば、5戦全勝で2季連続優勝が決まる。

 突然巡ってきた「代打の代打」にも橋本典は冷静だった。タイブレーク1イニング目の10回無死一、二塁。送りバントのために代打で起用された田口巧の2球目に捕逸で無死二、三塁に。社会人・JR東日本を10年連続都市対抗出場に導いた新任の堀井哲也監督は、迷わず切り札を送り込んだ。

 橋本典も意気に感じた。「食らいつこうとスイングしていたら監督のアドバイスを思い出して。チェンジアップに崩されなかった」。相手が投じた7球目、自身5球目を中越えへ。50メートル6秒3の俊足で三塁に達した。「アドバイス?秘密です」とマスク越しに人さし指を立てると「足はコロナ(自粛)期間で速くなったかな。応援も寂しい部分があり、いつもと違って緊張した」と周囲を笑わせた。

 就任初年度で秋春連続Vに王手をかけた堀井監督もヒーローに賛辞を送った。「(犠打で)送った後に橋本と思ってましたが、ここがベストだと」。10日の東大戦、12日の立大戦は「5番・左翼」で先発。ただ早大・早川から先制弾を放った新美、13日・明大戦にリーグ初打席初本塁打をマークした萩尾を先発起用したため、この日はベンチスタートだった。勝負どころでの殊勲打に指揮官は「いい働きをしてくれた」と目を細めた。

 16日は法大と全勝対決。堀井監督は「前田監督にいい報告ができるか、もっと勉強しろと言われるか」と試合前に殿堂特別表彰された現役時代の恩師を引き合いに出して慎重だったが、橋本典は一気に決めるつもりだ。「接戦になると思いますが、集中力を保って臨みたい」。チームの気持ちを代弁した。

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