広島・床田寛樹 DeNA戦8試合ぶり勝利に「そんなに勝っていなかったんですか」 巧みな投球技で翻弄

[ 2026年5月20日 05:05 ]

セ・リーグ   広島3―1DeNA ( 2026年5月19日    マツダ )

<広・D(9)>2勝目を挙げナインを迎える床田(中央)(撮影・椎名 航)
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 広島・床田寛樹投手(31)が19日のDeNA戦(マツダ)に先発して、6回3安打無失点で2勝目を挙げた。多彩な球種を駆使する持ち味を発揮して、中盤のピンチでも要所を締めた。同戦に限れば、昨年5月25日以来、自身8試合ぶりの勝利。チームも5月初の2連勝を飾った。 

 床田は粘り切った。6回無失点。昨年5月25日に完封して以来のDeNA戦勝利は8試合ぶりで、驚きを隠せなかった。

 「そんなに勝っていなかったんですか。いつも当たっているなぐらいしか(思っていなかった)。今年の最初から、先頭打者が出た時に点を取られがちだったので、6回でしたけど、良かったかなと思う」

 初回はわずか10球で3者凡退に抑え、快調な滑り出しを切った。序盤はスライダー、カットボールなどの変化球中心の組み立てで、凡打の山を築いた。2巡目となった4回からは、直球を多めに織り交ぜ、カットボール、ツーシームも決め球に使いながら的を絞らせなかった。

 ピンチは突然訪れた。2―0の5回、先頭の勝又に中越え二塁打されて、1死三塁を迎えた。「追い込むまでは前に飛ばさせて、追い込んでからは、できれば三振が取りたかった」。松尾を追い込んだもののバットに当てられ二ゴロ。プラン通りにはいかなかったが、最後は代打・ビシエドを内角カットボールで遊ゴロに仕留めた。6回も先頭の蝦名に左中間二塁打を浴びながら、後続を抑えた。

 「直球のスピードが出ていない時でもツーシーム、カットボールなど、他の変化球も全部球速を落としておけばあまり変わらない」

 今季、登板時に特に意識しているのが、球速帯だ。「直球が150キロぐらい出てる時は、ツーシームが140キロぐらいでいいが、直球が142、3キロしか出ない時は、130キロぐらいに落とした方が差が出るから、そっちの方がいい」。球団アナリストの意見も参考に、緩急の差を心がけている。登板ごとで、調子が異なるのは当然。それでも、軸となる直球の球速を見ながら、変化球の球速をコントロール。この夜も最速は145キロながら、相手を翻弄(ほんろう)できたのは、巧みな技術があるからだ。

 チームは5月初の2連勝。新井監督からは「ランナーを出しても要所を締めて、ゲームをしっかりつくってくれた。粘り強く投げてくれた」と最大級の賛辞が贈られた。 (長谷川 凡記)

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