広島・大瀬良、36年ぶり開幕戦から2戦連続完投勝利!打撃では球団史上初の快挙

[ 2020年6月27日 05:30 ]

セ・リーグ   広島4-1中日 ( 2020年6月26日    ナゴヤD )

<中・広>2勝目を挙げた広島・大瀬良(撮影・椎名 航)
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 今季は、マウンドを譲るつもりは毛頭ない。広島・大瀬良は、4―1の7回終了時点で89球。すると、8回先頭の打席では代打を送られなかった。「“打席に行くぞ”と伝えられたので、最後まで投げ切ろうと思った」。残された2イニングへ向け、さらにギアを上げた。

 “最後の一人”からが正念場だった。9回2死から3者連続での単打を許して満塁。平田の4球目にこの日の最速に並ぶ148キロを計測したのは、気迫だった。最後は、カウント2―2からのカットボールを三遊間に運ばれるも、三塁・三好の好守にも助けられて、1失点完投。女房役・会沢との笑顔のハイタッチには、132球の疲労がにじんだ。

 「(平田は)曲がり球を待っていたのかな。頭の中を混乱させることができたのではないかと思う。去年は完投した次の試合に悪いときがあった。だから何としても、いい投球をしたかった」

 19日のDeNA戦に続く開幕戦から2試合連続での完投は、03年黒田博樹以来。完投勝利に限れば、日本一となった84年北別府学以来だ。「先発をやっている以上は、最後まで投げたいと思っている。偉大な先輩と名前を連ねることができるのはうれしい。こういうところで北別府さんの名前を出してもらって、少しでも励みになってもらえればと思います」。2年連続の開幕戦勝利投手も北別府(82~84年)以来。1月に「成人T細胞白血病」を公表した先輩に届ける、今季の2勝目になった。

 打っては5、6回に2打席連続で中前打。開幕投手の開幕から2戦連続マルチ安打は球団史上初の快挙だ。佐々岡監督は「エースとして9回のマウンドに上がったと思う。4番が打って、エースが好投して理想の形」と満足げに振り返った。指揮官が就任直後から求めてきた昔ながらの「先発完投型」。その思いを投手陣の先頭に立って示した。 (河合 洋介)

 ○…大瀬良(広)が開幕戦に続き2試合連続の完投勝利。広島で、開幕戦と登板2試合目で連続完投勝利は
66年 池田 英俊 完封→完封
71年 大石弥太郎 完投→完封
75年 外木場義郎 完投→完投
82年 北別府 学 完封→完封
84年 北別府 学 完投→完封
20年 大瀬良大地 完投→完投
と36年ぶり5人目で6度目となった。

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