阪神 鳴尾浜も4班態勢で再開、高橋「また練習ができることに感謝」

[ 2020年4月16日 05:30 ]

鳴尾浜球場で自主練習を再開した阪神・高橋(阪神タイガース提供)
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 阪神は15日、2軍施設がある鳴尾浜球場でも自主練習を再開し、寮生を中心に甲子園組と同様に時間を区切りながら4班に分かれてランニングや体幹、ウエートトレーニングなどで各選手がそれぞれの調整に励んだ。3年目左腕の高橋は活動再開に際して球団を通じて感謝の言葉を寄せた。

 「こういった状況の中で、またトレーニングや練習ができることに感謝したい。今は先の見えない状況なので、開幕した時にベストなパフォーマンスを出せるように、できることをしっかりやっていきたい」

 今年は春季キャンプから順調にステップを踏み、開幕ローテーション入りを濃厚にしていた中で起こったウイルス禍。藤浪らの感染が判明した3月26日以降は保健所の指示で寮内の活動さえも制限されるなど不自由な生活を送ってきた。

 「いつから練習できるのかな…と不安はありましたが、世の中に苦しんでいる方々が沢山いる状況に複雑な気持ちでした。休止の間はできることをしていました。手洗い、うがい、消毒や睡眠を取ることにも気をつけていました」

 先が見えない状況でも、1日の行動記録や自身が感じたこと、野球だけではなく、ニュースの話題など日記を付けるなどして自らを高めてきた。自室でも肩のインナートレーニングなどを行い、肉体面の強化にも努めた。見えない敵の終息はいつになるか分からないが、開幕できることを信じて、再始動した。(長谷川 凡記)

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2020年4月16日のニュース