「克則の次に可愛かったと思う」新庄剛志氏、恩師・野村克也さんとの秘話を語る

[ 2020年4月16日 22:22 ]

新庄剛志氏
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 阪神、日本ハム、大リーグで活躍した新庄剛志氏(48)が16日放送のフジテレビ「直撃!シンソウ坂上SP」(後7・57)にVTR出演。「野球界の父」と慕った、元プロ野球監督の野村克也さんについて語った。

 阪神時代に野村さんの下でプレーした新庄氏は、「私生活から食事の時までずっと(選手を)見ていますね。性格によってアドバイスが変わってきます」と恩師の指導方法を語り、「天才」と表現した。

 自身は、「お前は目立ちたがり屋でかっこつけだから、とにかくコーチの言うこと聞かなくていい。お前なりのスタイルで、来たボールを強く芯で叩け、それだけでいい」と助言されたそう。シンプルなアドバイスに「ボーンと(打撃成績が)伸びました」と振り返った。

 野村氏が楽天の監督に就任すると、新庄氏は「パリーグを盛り上げたい」と、電話をかけた。「野村監督VS新庄の悪口の言い合いからスタートして盛り上げましょうって言ったんですよ。だから、僕のことをメチャクチャに言ってください。僕もブタ、タヌキとか言いますから、それでいいですか?」と依頼。「それで盛り上がるならいいよ」と、野村さんの返答を明かした。

 野村さんは今年2月に84歳で亡くなった。新庄氏は訃報に触れた際を振り返り、「悲しさはなかったですね」と告白し、「野村さんと最後に会った時に『俺が死ぬ時は笑って見送ってくれよ』って。笑顔でね」と続けた。

 「お前は可愛い、こんな可愛いヤツは見たことない」。かけられた言葉で、一番印象に残っているものという。「多分、(野村氏の息子)克則の次に可愛かったと思うんですけど。それくらいメチャクチャ可愛がってもらいました」と感謝し、「野球の指導はほとんどなかったです」と笑顔で付け加えていた。

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2020年4月16日のニュース