ソフトB 柳田“チャイルドバーベル”、森は“クッキングパパ”に…在宅調整で見せる父親の顔

[ 2020年4月16日 13:13 ]

ソフトバンクの柳田
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 画面越しに、少し照れながら家族とリフレッシュする時間をうれしそうに話してくれると、ほっこりとする。ソフトバンクは、9日からペイペイドームと筑後ファーム施設で計8班に分かれた自主練習が始まった。選手は、取材を練習後に「ZOOM(ズーム)」にて、オンラインで対応してくれている。

 3月30日の活動休止から9日間、外出禁止となり、各自、在宅調整が開始。走ろうが、バット振ろうが、投げようがは、別にいい。その間、プロ野球選手が家で何をしていたのかが気になっていた。

 柳田は“チャイルドバーベル”を上げてパワー維持に努めていた。「子供をバーベルにしていました。抱っこしてスクワットなど。15キロと6、7キロの2人で20キロちょい。“動くバーベル”を使うのは、非常に難しいけどとても喜ぶし一石二鳥って感じです」。持ち上げて筋肉も子供も喜ばせた上に「料理、皿洗い、ゲーム。日頃しないことをやっています」。在宅イクメンとして活動中だった。

 内川は、貴重な一家団らん時間を楽しんだという。「妻と子供と3食を(家で)食べる。結婚して初めてで子供と接する長い時間も初めて。トレーニング、リラックスでオンとオフができたし、家族のためにもなった」と笑顔を見せていた。

 9回に鋭い眼光でマウンドに立ち、相手に仕事をさせない守護神・森は“クッキングパパ”になっていた。「普段は、やらないんですけど」と前置きし、台所に立って子供とホットケーキ作りに挑戦。「粉を混ぜて焼くだけですが、ふんわりさせていた。子供たちと一緒に焼いて、おいしく食べました。もっともっとできたらいい」。甘党としての一面も見せていた。

 シーズン開幕もまだ見えず、寂しいが、家族との交流を見つめ直せる、増やせる効果もある。記者は、毎夕から息子2人とカードゲーム「UNO(ウノ)」で眼光鋭く、勝負の厳しさを教え続けているつもりだ。先日「Draw four(ドローフォー)」を3枚食らい、手持ちが12枚増えた。夜食ができたから“勝ち逃げ”させてくれるほど、甘くもなく、もはやカードは薄れ、通算成績も分からない。今夜もナイター開催で、おそらく球界より先に“開幕”しそうだ。(記者コラム・井上 満夫)

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2020年4月16日のニュース