広島・赤木晴哉 始球式の母から託された先発マウンドで2回零封「楽しかった。最高の母の日、思い出に」

[ 2026年5月11日 05:05 ]

セ・リーグ   広島4―0ヤクルト ( 2026年5月10日    マツダ )

<広・ヤ(8)>試合前にグラウンドで記念撮影する赤木の家族(撮影・岸 良祐)
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 広島がオープナーを成功させて連敗を2で止め、1日で最下位脱出に成功した。「母の日」の始球式を務めた赤木の母・恵美さんから、プロ初先発の“次男”につなぐ球界初の母子リレーを起点に、7番手・中崎まで“8人”の零封リレー。7人以上の継投による無失点勝利は球団初だ。

 恵美さんは1日30分限定で練習し、この日も「朝7時から最終調整」して臨んだ。左手には、息子が天理高在籍時に同学年の日本ハム・達からもらったグラブ。投球はツーバウンドでミットに収まり「楽しかった。いいバトンが渡せて良かったです。最高の母の日、最高の思い出になりました」と笑顔だった。

 母から「頑張って」とマウンドを託された赤木は、ストライク先行の投球で流れをつくった。ドラフト5位で入団した身長1メートル91の新人右腕。初回の先頭・並木をフォークで空振り三振に斬るなど7球でゼロを刻み、2回も無難に零封。「お母さんから始まり、中継ぎの方にしっかりバトンを渡せて良かった」と充実感をにじませる。恵美さんには「大きく育ててもらってありがとう」と感謝した。

 以降も小刻みな継投で、三塁を踏ませず散発3安打。2番手で3回から2イニングを抑えた塹江が、24年8月14日のDeNA戦以来となる白星を手にした。新井監督は、先発調整して1カ月の赤木を「初先発で緊張したと思うけど、ナイスピッチング」と絶賛。いったん抹消する方針を明かし「球数とイニングを徐々に伸ばし、しっかりやっておいてくれと伝えた」と、さらなる成長に期待した。

 ◇赤木 晴哉(あかぎ・せいや)2003年(平15)10月5日生まれ、堺市出身の22歳。三原台小4年から野球を始め、三原台中では「大阪狭山ポニーズ」でプレー。天理(奈良)から佛教大に進み、3年秋に京滋リーグの最優秀投手賞に輝いた。1メートル91、86キロ。8人きょうだいの5番目で次男。

 ○…広島は先発の赤木から抑えの中崎まで7人の継投で無失点勝利。7人以上が登板した試合に勝つのは今季開幕の中日戦以来、球団62度目になるが、無失点は今回が初めて。24年4月19日の巨人戦に8人、25年7月5日の同戦に7人継投で零封したケースはあったが、いずれも延長12回で0―0の引き分けだった。

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