「危険スイング」12日から全公式戦で適用 フォロースルーでの捕手へのバット接触は対象外

[ 2026年5月12日 05:30 ]

木下(右)のバットが直撃し、うずくまる大城(撮影・椎名 航)
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 日本野球機構(NPB)と12球団による実行委員会が11日に都内で開かれ、スイング途中でバットを投げ出して他者を脅かすような行為を「危険スイング」と定め、退場などの罰則規定を設けることが決まった。12日から1、2軍全ての公式戦で適用される。4月16日のヤクルト―DeNA5回戦で、バットが球審の川上拓斗審判員(30)の頭部に直撃して緊急手術を受ける事態となり、早急なルール改正に踏み切った。

 【解説】守備妨害、走塁妨害など野球の規則は「何をしたか」で罰則が科される基本原則がある。ただ、今回はバットの行方という「結果」により裁定される異例の規則設計だ。川上審判員の重大な負傷により、早急に対応策を講じる思惑がにじんだ。人の安全は何事にも代えがたい。NPBが即座に対応した背景はその一点に尽きるだろう。

 一方で「危険スイング」と捉えられがちなフォロースルーでの捕手へのバットの接触は、今回対象とはされなかった。私が11年から16年までNPB審判員を務めていた当時から、振り切ったバットが捕手に直撃するケースはあった。だが、こちらは捕手が十分に距離を保てば防ぐことができるもの。退場などの罰則が付けば、十分な距離を保たなかった場合など捕手側の“過失”の要素も絡むため公平性を欠く。当面は危険回避のため捕手には適切な位置取りが求められる。(元NPB審判員、アマチュア野球担当キャップ・柳内 遼平)

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