広島・安部、外野志願 出場機会増やすべく3年ぶりのチャレンジ

[ 2019年10月12日 05:30 ]

秋季練習で外野守備に取り組む意向を示した安部
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 広島・安部友裕内野手(30)が秋季練習で外野守備に取り組む意向を示した。11日は広瀬外野守備走塁コーチとマンツーマンで約10分間のノック。三塁の定位置奪取を目指すスタンスは不変ながら、不完全燃焼に終わった今季を反省し、出場機会を増やすために自ら志願した。2016年以来3年ぶりの外野チャレンジ。幅を広げようと必死だ。

 秋季練習第1クール3日目のマツダスタジアム。午前中の投手、野手合同ノックが終わり、個々が昼食を執るタイミングでノックは始まった。広瀬外野守備走塁コーチが放つ飛球をセンター、レフトで追う安部。それは志願の申し出だった。

 「自分から昨日(10日)、広瀬さんに言いました。どうすれば数多く試合に出て、チームに貢献できるか。外野守備もできれば幅が広がるし、打席にも立てると思うので」

 昔取ったきねづかだ。外野では、すべて左翼で通算6試合に出場。12年10月7日のヤクルト戦では先発にも名前を連ねた。最後は16年5月13日の中日戦。9回に代打出場し、そのまま左翼守備へ。以来3年ぶりのチャレンジ。広瀬コーチは言う。

 「バリエーションの一つ。複数のポジションが守れれば試合に出る可能性が増えるし、安部にもチームにとってもプラスになる」

 今季は出場114試合で打率・254、8本塁打、28打点。「不完全燃焼だった」と反省した通り、自己最多の本塁打以外はモノ足りない。打撃が安定しないため、後半はサードでの先発が減り、代打や一、二塁守備のバックアップを務めた。

 「野球以外のことに引っ張られ、技術よりもメンタル、考え方にムダが多かった。ボクの弱さだと思う」

 3年前の17年は規定打席に初到達し、リーグ4位の打率・310をマークした実力者。だが、調子の波は激しい。「いい感覚が芽生えても、試合に出ないと試せない」悪循環を断ち切るためにも、出場機会を増やす取り組みが不可欠だった。

 佐々岡新監督も「外野をやりたいという話は守備走塁コーチからあった。秋なので、いろいろチャレンジしてもいいと思う」と理解を示す安部のチャレンジ。だからといって、最終目標そのものを変えたわけではない。

 「サードの定位置を獲りにいく。そのスタンスは変わらない」
 打たないと試合には出られない。そのためにも幅を広げたい。もがく30歳。収穫の秋は始まったばかりだ。(江尾 卓也)

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