大当たり助っ人!楽天・ブラッシュ チームトップタイ13本塁打ブレークの要因は…?

[ 2019年5月28日 08:30 ]

本塁打を量産している楽天・ブラッシュ
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 開幕から約2カ月を終えたプロ野球。今季加入した外国人選手で際立った存在感を見せているのが、楽天のジャバリ・ブラッシュ外野手(29)、阪神のピアース・ジョンソン投手(28)だ。ブラッシュは現在13本塁打、ジョンソンは開幕から16試合連続無失点をマークするなど23試合で防御率0・77。本人や自球団、対戦する他球団の証言を基に、ブレークした要因を分析する。(プロ野球取材班)

 ブラッシュは適応ぶりが顕著だ。3、4月は打率・247で5本塁打、5月は・281で8発。近年重視される打球速度と角度に加え、選球眼の良さにも着目して獲得した石井一久GMは語る。「メジャーでは(打席の左右など)選手に合わせてストライクゾーンが変わる。日本はストライクゾーンが一定。その違いは僕もメジャーでやっていたから分かる」。ブラッシュ自身にも、それを伝えた。

 「ボール球に手を出さないということを長所にしてきた」という当のブラッシュも石井GMの助言を理解し、打席を重ねることで日本のストライクゾーンに適応。ロッテ行木茂満チーフスコアラーは「直球、変化球と待ち球を決めているので何でも振ってこないし、狙い球をしっかり振ってくる」と球の見極めについて証言する。

 意識を変えたことでスイング自体にも好影響が生まれたようだ。ソフトバンク・吉鶴バッテリーコーチは「スイングスピードが上がってきた印象。最初の頃は打ち損じのファウルが多かったけど、今は一発で仕留められるようになっている」と、パワーと精度が上がったとした。

 また、石井GMは、移動や試合日程に伴う疲労も軽減すべくサポート。「(日本では)金曜日に移動ゲーム、翌日がデーゲームというパターンがある。米国ではあまりない」と、慣れていないブラッシュに休養日を提案し、今月14日の日本ハム戦で欠場した。ブラッシュも「あの時は、自分の中で疲労がピークに達していた。良い状態に戻すことができた」と感謝。翌15日に2本塁打を含む3安打6打点を記録した。

 グラウンドを離れても「人がみんな親切。あとは、街が清潔で凄くきれいだね」と、日本を楽しんでいるようで、食べ物は寿司が大のお気に入り。「できる限り寿司を食べるようにしている。多い時で週に6回ぐらいかな」と笑った。

 ○…ブラッシュは、ボールゾーンをスイングする確率が14.3%と、両リーグで9番目、パでは4番目に低い。フルスイングするパワーヒッターで、ボール球を振らないブラッシュの存在は異色だ。ストライクゾーンのスイング率でも、松田宣(ソフトバンク)が1位の88.2%、ロペス(DeNA)が2位の79.8%と強打者が並ぶ中、70.1%で12位。

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