日本ハム・杉浦“北のミスター・ゼロ”だ防御率0.00 復活支えたあさ美夫人に贈る今季1勝

[ 2019年5月12日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム8-0西武 ( 2019年5月11日    札幌D )

5回無失点で今季初勝利をあげた杉浦杉浦(撮影・高橋茂夫)
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 頼もしい「北のミスター・ゼロ」だ。日本ハム・杉浦がリーグ最多得点の西武打線を寄せつけず、5回1安打無失点。7日に32歳の誕生日を迎えたあさ美夫人に贈る今季初勝利だ。「活躍することが一番の恩返しになる。家族にとってもよかった」。2人の子供を連れて観戦に訪れた夫人の前で勇姿を見せた。

 直球は初回に最速150キロを計測も、4、5回は140キロ台前半まで落ちた。武器の直球が走らない中で、生かしたのは残像だ。4点を先制した直後の4回2死一塁、山川を迎えた。1打席目に5球中4球変化球を投じて空振り三振を奪った大砲にカウント1―2から一転、直球勝負。142キロで詰まらせて一邪飛に仕留め「最初から変化球を意識させられていた」とうなずいた。

 札幌ドームでは通算4試合で3勝無敗。計20回を投げ、4安打無失点3四死球と完璧な内容だ。古傷の右肩に不安を残すため、5回完全だった4月23日の楽天戦から中17日での先発。再び地元で快投を演じ、栗山監督も「もっといい球を投げるよ。よくない状況でこの打線がこういう状況になるレベルにある」と絶賛した。

 17年に元「モーニング娘。」で、テレビ東京アナウンサーだったあさ美夫人と結婚したが、同年7月に日本ハムへトレード移籍。右肩痛が癒えず、新天地ではボールを投げられない日々が続いた。リハビリ生活を献身的に支えてくれた妻に、7日は家族4人で札幌市内の和食店で感謝の誕生日会を開いた。

 チームは4月25日以来の連勝。白星と黒星が交互に続くオセロ状態をついに抜け出し、単独2位に浮上した。次回は一度出場選手登録を抹消し、再調整後の登板となる杉浦は「パワーアップしていかないといけない」。完全復活は道半ば。万全の状態を見たいと思わせる72球だった。(東尾 洋樹)

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