レンジャーズのガロがメジャー初の珍記録 単打100本到達の前に通算100本塁打を記録

[ 2019年5月9日 10:09 ]

3回に通算100号となる2ランを放ったレンジャーズのガロ(AP)
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 レンジャーズの主砲ジョーイ・ガロ外野手(25=1メートル96、107キロ)が8日に敵地ピッツバーグで行われたパイレーツ戦の3回、パ軍先発のニック・キンガム投手(27)から今季12号2ランをマーク。メジャー5季目のガロはア・リーグ史上最速の377試合目で通算100号本塁打を達成した。

 ただしガロはまだシングルヒットの数が93本しかなく、単打が3ケタに到達する前に本塁打が100本となったのはメジャー史上初めての“珍記録”となった。

 100号到達のこれまでのア・リーグ最速記録はマーク・マグワイア(元アスレチックス)の393試合でガロはこの記録を16試合短縮。メジャー(ナ・リーグ)記録はライアン・ハワード(元フィリーズ)が保持している325試合で、ガロはこれには届かなかった。

 ガロは2017年に41本塁打、2018年に40本塁打(どちらもア・リーグ3位)をマーク。ヒットの内訳は本塁打が100、三塁打が6、二塁打が50、安打が93となった。

 100号到達時の従来の最少単打数は、ラッセル・ブラニアン(元ブルワーズほか)の172本で、ガロの93本はメジャーの各記録部門で他に類をみない圧倒的な数字。なお試合は2―6とリードされたレンジャーズが8回に代打ハンター・ペンス(36)の代打満塁本塁打で追いつき、9回にはルーグネッド・オドア(25)の2ランなどで3点を入れて9―6で勝利を収めた。

 ア・リーグ西地区3位のレンジャーズは17勝17敗。ここ4戦では3勝目を挙げた。ナ・リーグ中地区4位のパイレーツは17勝16敗。連勝は3で止まった。

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