関学大・杉園 人生初サヨナラ打!「とにかくコンパクトに」対応力磨きここ一番で結果

[ 2019年5月9日 16:58 ]

関西学生野球春季リーグ戦 第4節3回戦   関学大2―1関大 ( 2019年5月9日    南港中央 )

サヨナラ勝ちに大喜びの関学大ナイン
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 執念の一振りで熱戦に終止符を打った。1―1の9回2死一、二塁、代打で登場した関学大・杉園大樹内野手(2年=明豊)は無心で白球に食らいついた。「バットを下げて、(バットを持つ)両手の間を開けた。工夫して、何でもいいから打とうと思った」。直球を叩いた打球は全力で前進する左翼手のグラブをかすめ、人工芝へと落ちた。「サヨナラ打は人生初めて。みんな喜んでいるし、(ベンチへの)帰り方がよく分からなかった」。対戦成績を1勝1敗1分けの五分に戻す殊勲の一打に笑顔が絶えなかった。

 通算50本塁打の長打力を武器とした高校時代から一転、大学では「対応力」を磨いている。「投手のレベルも一気に上がりますし、コンパクトに打つことを心がけています。木製バットでも捉えたら飛ぶと思うので、とにかくコンパクトと言い聞かせています」。今季初戦の立命大戦でスタメン出場。2安打を記録したが、以降は代打起用やベンチ入りメンバーを外れることもあった。「オフを作らないように、バットを振ってきました」。定位置確保を狙う男は地道な努力を劇的なサヨナラ打につなげた。

 大分県中津市出身。大好物は言うまでもなく「唐揚げ」だ。なかでもお気に入りの店舗があるという。

 「しょうゆダレで、おいしいんですよ。食べてみて下さい。本当におすすめですから」

 実家から手軽に行ける距離にある「からあげの鳥しん」。日本唐揚協会が主催し、今年4月に発表された「第10回からあげグランプリ 西日本しょうゆダレ部門」で最高金賞を受賞した名店の味を愛する。高校時代までは「毎日のように食べていた」が、関西の大学に進学して以降は大好きな味から遠ざかる一方。独り暮らしながら食事は寮でとるため、栄養面で心配はない。さらに関西グルメも大好きで「食生活」に不自由はないが、時折寂しさは募る。関西にも唐揚げ専門店が増えてきたが、やはりそこは違う。「帰ったときに、たくさん食べてきます」と夏休みの帰郷を心待ちにしている。

 1回戦は延長13回引き分け。2回戦は延長12回サヨナラ負けだった。「伝統の関関戦」は双方とも一歩も譲らない。木内祥晴監督も「負けられないとみんな思っている」と話し、杉園も「最近は勝ち点が取れていないと聞いている。みんなモチベーションは上がっています」と表情を引き締める。4回戦は今月12日。唐揚げを愛する九州男児が集中力を研ぎ澄ます。

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