雄星、2勝目の権利 自己最長7回2/3を1失点 6回1死まで無安打投球

[ 2019年5月9日 10:19 ]

ア・リーグ   マリナーズ―ヤンキース ( 2019年5月8日    ニューヨーク )

敵地ニューヨークで先発登板した菊池(AP)
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 マリナーズの菊池雄星投手(27)が8日(日本時間9日)、敵地ニューヨークでのヤンキース戦で、今季9度目の先発登板。6回1死までノーヒットピッチングを含む自己最長の7回2/3を1失点の好投で、今季2勝目の権利を持って降板した。

 1点を先制してもらい迎えた初回、先頭に四球を与えるも後続を打ち取り無失点で立ち上がりを終えた。

 2、3回は、5番アンドゥハーを3球三振に取るなどして、ともに3者凡退に抑えた。

 4回、先頭のボイトをカウント2-3から変化球で空振り三振を取ると、3番フレージャーを中飛、4番トーレスを遊ゴロに打ち取った。

 5回も3者凡退に抑え、ノーヒットピッチングで迎えた6回、先頭の8番ロマインを二ゴロに取った。しかし、続く9番トークマンに二塁打を許し、2015年8月12日(同13日)に現巨人で、当時マリナーズに在籍していた岩隈以来のノーヒットノーランが消滅した。その後も安打を許し、1死一、三塁とピンチをの場面でボイトに犠飛を打たれ1点を失った。それでも、後続を三振に取り、最小失点で切り抜けた。

 7回も3者凡退で抑え、渡米後自身初となる8回のマウンドにも上がった。先頭7番メイビンと続く8番ロマインを打ち取ったが、続く9番トークマンに安打を許し、ここで降板。

菊池は7回2/3で106球を投げ、3安打1失点3奪三振1四球という好投で防御率は、3.54。打たせて取る投球でヤンキース打線をねじ伏せた。

 チームは初回にエンカーナシオンの犠飛で先制すると、3回にはハニガーがソロ本塁打放ち、8回までに7点を取って菊池を援護した。6点リードのまま試合は終盤に突入している。

 菊池は前回登板となった3日(日本時間4日)は、メジャー自己最長の7回を投げ、3安打1失点、メジャー最多の10奪三振と好投したが、勝ち負けは付かなかった。

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2019年5月9日のニュース