輝星ホロ苦デビューも「自信になった」“新旧ドラ1対決”真っ向勝負で清宮斬り

[ 2019年2月17日 05:30 ]

日本ハム紅白戦   白組5―1紅組 ( 2019年2月16日    国頭 )

初回1死、大田(左)に本塁打を浴びる吉田輝(撮影・木村 揚輔)
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 日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(18)が16日、1、2軍合同紅白戦に先発し、1回を1安打2四球1奪三振1失点。プロ初の実戦登板は大田泰示外野手(28)に特大ソロを浴びるなど、ほろ苦デビューとなった。それでも清宮幸太郎内野手(19)を二ゴロに仕留め、「新旧ドラ1対決」に勝利。最速152キロを誇る右腕は、直球主体の真っ向勝負で大器の片りんをのぞかせた。

 大田に投じた144キロ直球が高めに浮いた。バックスクリーンに吸い込まれる白球を、吉田輝は悔しそうに見つめた。「甘いところにいってしまった。遠慮が出たのかもしれない」。容赦ないプロの洗礼。だが、転んでもただでは起きない。

 続く清宮との対戦。「甘いところに投げたくない。少しでも油断すれば逃げる投球になりそうだった」。思い切って投じた初球の144キロ直球で詰まらせ、二ゴロに打ち取った。その後は連続四球を与えたが、鶴岡を低めの145キロ直球で空振り三振。「高めに浮いていた球が、しっかり低めに押さえつけられた。あの球は良かった」と自画自賛した。

 5位・柿木(大阪桐蔭)との昨夏甲子園決勝の再現となる投げ合い。かいぎんスタジアム国頭は13年に新人の大谷(現エンゼルス)が出場した紅白戦以来となる外野席が開放され、2200人が集まった。29球中23球が直球。両親も秋田から駆けつける中、甲子園準優勝右腕は真っ向勝負で沸かせた。「凄く楽しかった」という柿木との再戦。2人は宿舎でも同部屋でお互いの投球動画を見せ合って指摘し合い、フォームの精度を高めてきた。

 「思ったよりも通用した。直球に関しては圧倒されたわけではないので、自信になった」。この日の最速は146キロ。ただ、球を受けた石川亮は「高卒の投げる球じゃない。ガン以上の球だった」と伸びを感じていた。

 変化球の制球に苦しむ場面も見られたが「これから細かいコントロールを磨いていければ」と前を向く。栗山監督も「持っているものの大きさは感じられた。2度と褒めないけど今日はこれでいい」と褒め言葉を贈った。現状は2軍だが、今後も1軍で投げる可能性はある。プロの第一歩を踏み出し、ここから一歩ずつ歩みを進めていく。(武田 勇美)

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