阪神 藤浪 新人以来のワインドアップ解禁「良い感じで投げられた」

[ 2019年1月13日 05:30 ]

キャッチボールする藤浪(撮影・奥 調)
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 阪神・藤浪晋太郎投手(24)が12日、鳴尾浜球場で今年初めてブルペン入りし、新人時代以来となるワインドアップを解禁した。現在は19年型の投球フォームを模索中ではあるものの、高校時代に春夏連覇を達成した際も駆使していた投球フォームで、今季に臨む可能性が出てきた。

 藤浪が振りかぶった。1メートル97センチの体躯が更に躍動感を増し、腕から放たれるボールはうなりを上げた。今年初のブルペン入りで見せた“変化”は誰の目にも明らかだった。

 「その方(ワインドアップ)がリズムが良いんでやってるだけで。振りかぶっても、ノーワインドアップでも、セットでもこだわりは無いんですけど、良い感じで投げられた」

 春夏連覇を達成した大阪桐蔭時代に駆使し、高卒1年目の13年シーズン途中までワインドアップで投げた。以降は、セットポジション、ノーワインドアップと変遷し、近年はセットが基本。今後については「その時のタイミングで合う方法を。自分の良い時のバランスで投げていけば」と強いこだわりはない。ただ、原点の“振りかぶる”ことが現時点で最善のフォームであることを示唆した。

 この日は計42球を投じて、ラスト10球は立たせていた捕手を座らせた本格投球も披露。WBCを控えた17年を除けば例年は1月中旬〜下旬に初ブルペンという流れだっただけに「(肩の)作り始めなんでベストではないですが(例年に)比べて良い感覚ではあります」と、状態の良さをアピールした。

 取り組みが身を結びつつある。今オフは親交のあるJRA騎手・武豊のプロデュースする京都市内のジムを拠点に自主トレを敢行。騎手も取り組む練習メニューを野球にアレンジし、蓄積疲労で狭まった肩、股関節、胸椎の可動域を復元してきた。

 「可動域を広げたり、体幹、ウエートを継続して、それがしっかりフォーム、リリースの感覚に出てきている。(可動域が戻って)動かしやすいというか、良いバランスで投げられている。リリースポイントが安定してきているなと思う」

 試合中のマウンドで弓矢を引くようなポースを見せるなど、近年は投球フォームで試行錯誤する姿が目立っていた。ようやく見えてきた進むべき道。「伸るか反るか」と位置づける勝負の1年へ。振りかぶって踏み出した一歩に自信と力強さがにじんだ。

(遠藤 礼)

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