坂本そっくり!巨人ドラ2増田陸 初打ちで“2世”ぶり披露

[ 2019年1月13日 05:30 ]

<巨人・新人合同自主トレ>練習間に素振りをする増田陸(撮影・木村 揚輔)
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 体調不良から回復した巨人のドラフト2位・増田陸(明秀学園日立)が12日、3日遅れで新人合同自主トレに初参加した。マシン打撃では入団当時の坂本勇そっくりの打撃フォームを披露。タイミングを取るため大きく上げた左足を、ベース側に投げ出して「遊び」をつくる。「足を上げて、反動を使って“ガーン”と飛ばす。映像で見て、参考にしていました」と解説した。

 初雪を観測したジャイアンツ球場の室内練習場。同じ右打者の「坂本2世」は、今年の初打ちで計52スイングした。打撃動作に入る前に手首をグニャリと曲げて、立てたバットをやや投手寄りに倒すしぐさまでそっくりだ。高校通算34本塁打を誇る強打の遊撃手。光星学院(現八戸学院光星)時代に坂本勇を育てた金沢成奉監督に高校で指導を受けてきた。

 キャッチボールでは、新調した赤と白色のグラブを使った。憧れの坂本勇が練習で使うグラブを自ら「グーグル」で調べて「こういうやつでお願いします」とメーカーに発注した。背番号は坂本勇が2年目の08年までつけた「61」。初めて袖を通したビブスのおなか側の番号をさすりながら「やっぱりいいですね」と自然と笑みがこぼれた。

 「風邪で出遅れたのは、自分の責任なので自分で取り返したい」。寮に写真を持ち込むほど憧れる人と同じ舞台へ――。第一歩を踏み出した。(神田 佑)

 ◆増田 陸(ますだ・りく)2000年(平12)6月17日生まれ、大阪市出身の18歳。春日出中時代に所属した大阪福島シニアでは、ソフトバンクのドラフト3位・野村大樹(早実)とチームメート。明秀学園日立では1年秋から遊撃のレギュラーで、昨年センバツでは1番打者として16強入りに貢献した。1メートル78、80キロ。右投げ右打ち。

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2019年1月13日のニュース