輝星「桜木花道魂」で進む!“18”のダンコたる決意

[ 2019年1月13日 05:30 ]

18歳の誕生日を迎えた吉田輝は、報道陣からバースデーケーキをプレゼントされ笑顔を見せる(撮影・尾崎 有希)
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 「桜木魂」で18歳のプロ街道を進む。日本ハムのドラフト1位・吉田輝(金足農)が12日、18歳の誕生日を迎えた。

 1月12日は漫画「SLAM DUNK(スラムダンク)」の作者・井上雄彦氏と同じ誕生日だ。吉田輝はこれを聞き、「そうなんですか。凄いインパクトの漫画でした。(主人公の)桜木花道が一番好きです」と興奮。昨年12月に金足農のチームメートである菅原天に薦められて、同作を読んだばかりだった。

 金足農は昨夏の甲子園大会で秋田県勢103年ぶりの準優勝。大躍進する姿にSNS上では、「スラムダンクみたい」という声が相次いだ。吉田輝自身「チーム内でぶつかり合う姿が似ているなと。試合中の強気な様子が(桜木に)自分も似てるなって思いました」と認める。「(桜木は)初心者だったけど、プロの世界に入れば自分も初心者。ああいう強い気持ちを持ちたい」と18歳の抱負を語った。

 この日は新人合同自主トレ3日目。午前7時にドラフト5位の柿木(大阪桐蔭)と6位の田宮(成田)に「おめでとう!」と起こされると、寮から出れば、約300人のファンから「輝星くん。おめでとう!」と黄色い声援。練習後は報道陣からケーキをプレゼントされ、照れ笑いを浮かべてばかりだった。

 今年の目標は「1年目から1軍で活躍したい」。諦めたらそこで試合終了だ。前を向いて進み続ける。(武田 勇美)

 ▽SLAM DUNK 90〜96年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された井上雄彦氏作のバスケットボール漫画。高校から競技を始めた不良少年・桜木花道を主人公に、インターハイ制覇への挑戦や仲間との絆を描く。桜木の所属する湘北高校は例年地区大会1回戦負けの弱小校ながら快進撃を続け、強豪校を次々に打ち破る。単行本31巻を刊行し、累計発行部数は約1億2000万部。

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