ヤクルト・山中 再浮上へ脳内革命!マウンドで生かす「おもてなし」の精神

[ 2018年12月19日 09:30 ]

ヤクルトの山中浩史投手
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 おもてなしの精神が再起へのきっかけとなるか。ヤクルト・山中浩史投手(33)が新たにメンタルトレーニングに取り組んでいる。トレーナーの上田比呂志氏(58)は、おもてなしのプロとして講演やコーチングを数多く行ってきた。

 今季は11試合で2勝0敗、防御率3・62。先発、中継ぎともにこなし、チームの2位進出に貢献した。だが、登板イニング数は16年の140回から、17年に75回1/3、今季は37回1/3と2年連続で減らしていた。

 「心技体というが、心がないと技術も体力も向上しない。新たな取り組みとしてメンタルトレーニングをやってみようと思った」

 同郷の熊本県出身の知人に紹介してもらったのが上田氏だった。老舗の料亭で生まれ育ち、三越へ入社。その後、フロリダ州のディズニーワールドでディズニーメソッドを学んだ。和・洋・商人で得た「おもてなし」の精神が、指導の根底に流れているという。

 月1回程度をメドにカウンセリングを受け、山中は自分自身と向き合っていく。初診後には「僕のことをよく分析してもらい、凄いなと思いました」。人間分析で「僕は左脳型の思考タイプと言われた。一流の選手は柔軟な考えを持っている。僕はそこが頑固というか…」と的を得た指摘には手応えを深めた様子だった。

 球界に少ない本格的なサブマリンは、熊本育ちの「肥後もっこす」そのものでもあった。純粋で正義感が強く一本気。「もちろん肥後もっこすもいいんですけどね。場面というか、状況次第で幅を広げるという意味でも、もっと勉強したい」と脳内革命には意欲的だ。

 高津2軍監督ら首脳陣と話し合い、直球の強化と、緩急をより意識するという来季の方向性を確認した。「“まくる”という言葉があるならば、来年は“まくる”シーズンにしたい」。世界最上級のおもてなしから得るヒントが、サブマリン再浮上への大きなきっかけとなるか。(記者コラム・後藤 茂樹)

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