阪神・梅野、大トリ契約で2400万円増「やってやろうという気持ち」

[ 2018年12月19日 05:30 ]

契約更改を終え、スーツを整えながら報道陣の質問に答える梅野(撮影・坂田 高浩)
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 阪神・梅野隆太郎捕手(27)が18日、西宮市内の球団事務所で2400万円増の年俸5000万円で契約を更改した。5年目で初のゴールデングラブ賞に輝き、来季も正捕手の最有力候補。新加入する前中日・ガルシアに関してゴロの多い投球スタイルをインプット済みで、本拠地・甲子園での白星量産の後押しを誓った。

 聖地で快投を重ねていくイメージは、すでに出来上がっている。梅野は、来季からバッテリーを組むガルシアの印象を「実体験」を交えて口にした。

 「(対戦投手で)打席に立って、ボールは動くし、すごく嫌なピッチャー。早くコミュニケーションを取って、お互いに良いシーズンになるように」

 今季中日戦で対峙(じ)した助っ人左腕には13打数無安打1四球と完璧に封じられた。そんな難敵が来季から仲間となり、先発陣に加わる。チームはもちろん、捕手としてこれ以上ない“朗報”。早速、甲子園でガルシアとのコンビ結成を思い浮かべた。

 「ゴロで打たせるピッチャーなんで。ゴロ凡打が多くて、ランナーをためても併殺を狙える特徴だと思ってる。あんまり大量得点取れるピッチャーじゃないと思うので。確実に最少失点で抑えるピッチャー。甲子園で来年は守って勝っていかないシーズンになると思うので」

 梅野の言葉通り、今季の打球タイプは63%がゴロ系と、典型的な「ゴロピッチャー」。走者を背負っても、ゴロで併殺を狙って最少失点で切り抜けていく。投手有利の広い甲子園で、そんな粘り強いリードを心がけ、中日時代は2試合で0勝1敗、防御率7・20と相性の悪かったガルシアに聖地で多くの白星をアシストしていく。

 年俸は倍増には惜しくも届かず「(悔しさは)来年にぶつけてやります」と気合十分。谷本修球団本部長も「今回はひょっとしたら不満が残っているかもしれませんが、その分は来季に頑張って上がるようにやってくれと言いました」と逆襲に期待を寄せた。

 自己最多132試合に出場しながらチームが最下位に沈んだ悔しさは胸に刻んだ。「責任を負ってやらないといけないポジション。選手と同じぐらいファンも悔しいシーズンになった。晴らせるように」。新戦力も追い風に「勝てる捕手」を目指す。(遠藤 礼)



 ○…今季の阪神は01年以来17年ぶりの最下位。シーズン62勝79敗2分け(勝率・440)のうち、有利なはずの本拠地・甲子園で21勝39敗2分け(勝率・350)と大苦戦した。39敗は1995年の38敗、借金18は78年の借金17(19勝36敗3分け)を下回る球団ワーストを記録した。

 ○…リーグ最少の85本塁打に得点はトップの広島721点より144点少ない577点(5位)と攻撃力不足を露呈した一方で、守備の拙さも敗因に挙げられる。前年から7つ増えた失策89は2年ぶりのリーグ最多。66%を占める59度の内野失策もリーグ最多だった。甲子園でも17年のチーム35失策から、同じ62試合で37失策を数えた。内野陣が奪った併殺111もリーグ最少。ガルシアはゴロの多い投手だけに内野の守備力も勝敗の鍵を握りそうだ。

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