広島・中崎1億6000万円でサイン 球団現役日本人投手最高額

[ 2018年12月19日 05:30 ]

契約更改を終えて、記者会見する中崎
Photo By スポニチ

 広島・中崎翔太投手(26)が18日、広島市南区の球団事務所で4500万円増の年俸1億6000万円で契約を更改した。球団の現役日本人投手では大瀬良の1億4500万円を上回る最高額。救援投手が投手陣最高年俸に立つのは11年に年俸1億2000万円で永川が前田と並んで以来、7年ぶりとなった。

 「たくさん給料を上げていただいている分、結果を残さないといけないことは間違いない。しっかりとしたものを見せていかないといけない」

 今季は68試合で32セーブ。史上30人目の通算100セーブを達成し、3年連続の胴上げ投手となっても防御率2・71で3年ぶりの2点台に終わった。「防御率はハッキリ言ってよくない。抑えをやっている以上、チームで一番低くないといけない」。リーグ優勝決定後から2敗し、目標だった無敗にもあと一歩で届かなかった。

 目標を公言することで自らを奮い立たせようと、見据える高みは変わらない。「無敗、被本塁打ゼロ、防御率0点台は毎年言っているけど、何一つ達成したことがない。言ったからには何か達成できるように、1年間やっていきたい」。守護神就任時から掲げてきた3カ条に一つでも届けば初のセーブ王も見えてくる。「僕が不安定な投球をしてきたから、これまでタイトルにも一歩届かなかった」。圧倒的な数字を残す覚悟で、守護神5年目のシーズンを迎える。(河合 洋介)

続きを表示

野球の2018年12月19日のニュース