ソフトB東浜 PS12戦目初勝利「“こんなに勝ってないのか”と」

[ 2018年11月1日 05:30 ]

SMBC日本シリーズ2018第4戦   ソフトバンク4―1広島 ( 2018年10月31日    ヤフオクD )

<ソ・広>スタンドのファンに手をふる上林(左)と東浜(撮影・大森 寛明)
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 「12度目の正直」でソフトバンク・東浜がポストシーズン初勝利を挙げた。

 5回4安打1失点。「チームが勝つのが一番。(未勝利は)気にはしていなかったけど、新聞で見て“こんなに勝ってないのか”と。やっと白星がついてうれしい」。ウイニングボールはロッカーに保管する予定だ。

 「初回のあのプレーが全て。助けてもらって、今日も野手に感謝」。1死一塁で丸に右中間を破られたが、味方が見事な中継プレーから本塁生還を阻止してリズムに乗る。続く鈴木を内角球で見逃し三振に仕留めた。2、3回は「自分の球を投げられた」と内外角を丁寧に突いて3者凡退に。4回に鈴木に左中間席へ放り込まれても、引きずらなかった。

 昨季16勝で最多勝を獲得したが、今季は7勝。序盤は右肩痛を抱えての登板が続き、5月26日に離脱した。右膝にも不安を抱えていたため、焦らずリハビリ。8月7日に戦列に戻ると、6連勝で巻き返した。2軍施設では和田、岩崎らが懸命にリハビリに取り組む姿を目の当たりにした。「その分も自分が投げないといけない」。仲間の思いも背負った。

 魂を込めた79球。汗を拭い「チーム全員でつかんだ勝利。明日につながる」とはにかんだ。 (後藤 実穂)

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2018年11月1日のニュース