ハム清宮から薫陶 藤原「経験をプラスに」 U18候補は大阪桐蔭から最多6人

[ 2018年6月21日 09:00 ]

U18アジア選手権の第1次候補に選出された大阪桐蔭の根尾(右)と藤原
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 日本高野連は20日、U18アジア選手権(9月3日〜9日、宮崎)に出場する高校日本代表の第1次候補選手30人を発表した。今春の選抜大会で史上3校目の連覇を達成した大阪桐蔭から今秋ドラフト1位候補の根尾昂内野手(3年)、同1位候補の藤原恭大外野手(3年)ら最多6人が選出された。

 まだ1次候補とはいえ、まるで「大阪桐蔭ジャパン」だ。根尾、藤原に加え、投手の柿木、捕手の小泉、内野手の中川主将、山田健が名を連ねた。実に5分の1を占める一大勢力。前報徳学園監督で指揮を執る永田裕治監督は「投打にバランスが取れ、将来性も加味した上で、現時点でベストな選考」と説明した。

 清宮(日本ハム)らを擁した昨年のU18W杯は3位。同大会を経験した藤原と報徳学園・小園の存在は頼もしい限りで、藤原は「野球人生の中でもトップクラスの人たちと一緒に戦えた経験をプラスに変えたい。自分たちの代でも代表に選ばれたい」と言葉に力を込めた。清宮から打撃グローブを譲り受け「技術、私生活、向上心を学んだ」と感謝する。

 大会には日本を含む八つの国と地域が参加予定で、今夏の第100回選手権記念大会決勝後に最終18人のメンバーが決定。最強ジャパンで2大会連続6度目のアジア王者を目指す。(吉仲 博幸)

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2018年6月21日のニュース