オリ吉田正、手術明けも今季1号!ミスショット直後に特大弾

[ 2018年2月28日 05:30 ]

練習試合   オリックス5―4楽天 ( 2018年2月27日    清武 )

4回2死、右越えに特大弾を放つ吉田正
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 打球は勢いを失わず右翼後方、森の中へと消えていった。今春最初の対外試合だった楽天との練習試合。オリックス・吉田正が特大の先制弾で力を存分に示した。「前の球をミスショットした。1球で仕留められるように詰めていきたい」。4回2死、カウント3―1から147キロをファウル。続くフルカウントからのスライダーを強振し、同じミスは繰り返さなかった。

 繊細な感覚が打撃を支えている。アンダーアーマー社の工場をオフに訪問。900グラム前後、約86・4センチの特注バットを作成した。好感触はあっても球場で担当者と再協議。よりヘッドが走る感覚を得るため芯からグリップエンドにかけて0・5ミリ程度削ったモノを再発注した。

 今春1号は旧バットを使用。「うまくヘッドが抜けられたかなと思います」。新たな相棒が届いた暁には飛距離も確率もさらに伸びることは間違いない。福良監督が「何もなくいってくれれば…」と無事だけを祈るように吉田正のフルスイングが22年ぶりリーグ制覇へのカギを握る。 (桜井 克也)

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2018年2月28日のニュース