金本監督、鳥谷1番構想「上位の方がいい」二塁守備も不安なし

[ 2018年2月28日 05:36 ]

阪神・鳥谷
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 阪神・金本監督が「1番・鳥谷」の構想を明かした。降雨ノーゲームとなった25日の中日戦(北谷)に続き、紅白戦でも紅組の「1番・二塁」で鳥谷を起用。「見据えていますよ」と公式戦をにらんだ方針を形で示した。「下位打線の長打力とか、鳥谷の出塁率とか、いろいろ考えて、上位の方がいいのかなと」と意図を説明し、内定段階に至ったとみていい。

 鳥谷の特長を勘案すれば適材適所だろう。通算2015安打を誇る巧打だけでなく、通算1000四球の選球眼を持ち合わせる点からも適性が見いだせる。実際に13、14年には出塁率・400を超え、通算・372。出塁に特化すれば、相手にとって、これほど嫌な1番打者はいない。

 キャンプ途中から転向した二塁守備にも不安はない。仕切り直しとなった今春最初の実戦守備では福留の2度の二ゴロを難なく処理。本人は「2球しか飛んできていないので。今は数をこなすことが一番です」と軽々な判断は避けても、遊撃と三塁で計5度のゴールデングラブ受賞の実績はダテではない。今季も間違いなく、攻守のキーマンだ。 (惟任 貴信)

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2018年2月28日のニュース