NPBアンパイアスクール 国内外から参加 台湾からも5人

[ 2017年12月18日 16:43 ]

アンパイアスクールで技術を磨く、楊審判員(左から2人目)らCPBLの審判員
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 第5回目の「NPBアンパイアスクール」が、さいたま市のロッテ浦和球場で報道陣に公開された。16日から6泊7日の日程で行われており、17歳から52歳まで58人が参加。プロ野球の審判員から熱心に指導を受けた。

 今回は、台湾の中華職棒大連盟(CPBL)から5人の審判員が初めて派遣され、技術指導を受けている。ヤン・チョンフェー審判員(36)は「新人の審判も一緒に来ている。彼らはこのような環境で基本から学んで、もっと成長できると思う」と話した。

 今年9月にNPBの審判員が台湾に技術指導に訪れ、そこから今回の派遣の話が決まった。楊審判員は捕手だった高3の時、自身より実力のある選手が同じポジションにいたことから当時の監督に「プロを目指すなら、選手だけでなく審判の道もある」と勧められたという。「今、ここにこうしていられることを監督に感謝したい」。CPBLの審判員は計18人。さらなる技術レベルの向上を目指しており、国際試合の経験も豊富な楊審判員は「(台湾に戻って)どうやって他の審判員に教えるか、も勉強している」とした。

 台湾から派遣された審判員以外の受講者の中から、数名が選抜されて来春のキャンプに参加。合格者は研修審判員となり、そこから育成審判員を経てNPB審判員として採用されることを目指す。

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2017年12月18日のニュース