阪神・伊藤隼“代打の神様”返上へ レギュラー奪取&フル出場誓う

[ 2017年12月11日 08:09 ]

阪神・伊藤隼
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 阪神の伊藤隼太外野手(28)が10日、改めて代打の神様返上を宣言した。来季、目指すところは1打席勝負ではなく、外野のレギュラーを奪取しての先発フル出場だ。

 「契約更改の席でも球団から頑張ってくれたと評価を頂きましたが、やっぱり満足はしていません。桧山さんが38歳でやられたポジションを、まだ28歳のボクがここで落ち着いているわけにはいきません」

 今季は勝負どころで金本監督がしかける代打攻勢の1番手に昇格した。8月6日のヤクルト戦で決勝の逆転3ラン、9月10日のDeNA戦でも9回2死満塁でサヨナラ安打を放つなど、代打でチーム最多の70度起用された。セ・リーグでもヤクルト・大松の74度に次いで2位だった。66打数17安打(・258)、2本塁打、8打点をマーク。しかし先発出場が1試合のみに終わった現状に甘んじているわけにはいかない。

 秋季練習では外野守備にも力を注いだが、やはり一番の武器は打力だ。「打率を上げるのが良い印象なのでしょうが、ここで1本…という場面で打てるような、試合を決められるような打撃でチームからの信頼を得たい」

 外野陣は左翼福留と右翼糸井が確定で、残る1枠中堅を高山や中谷、俊介、ドラフト4位の島田(上武大)らと奪い合う構図。来季7年目の男にとって、チャンスがそう残り多くないことも自覚している。

 「オフもずっと動いているので、2月1日のキャンプインに合わせて…ということも必要ない。瞬発系のメニューも入れていて、いつでも実戦でいける状態。とにかく走攻守で必死にやるだけです」

 この日は、淡路島の佐野運動公園で行われた野球教室に俊介、西田とともに参加。阪神の元外野手だった庄田隆弘氏がヘッドコーチを努めるヤングリーグの「ヤング淡路」が主催する硬式球の体験入団に集まった島内の小学6年生58人を指導。いっしょに打って、走って、守ってと楽しそうだった。

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2017年12月11日のニュース