阪神、大和の人的補償は尾仲 DeNAからリスト到着翌日即決

[ 2017年12月11日 06:46 ]

大和の人的補償で阪神へ移籍することになったDeNA・尾仲
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 阪神は10日、国内フリーエージェント(FA)権を行使してDeNAに移籍した大和の人的補償として、尾仲祐哉投手(22)の獲得を発表した。

 野球協約に記されているFA規約では、FA移籍がコミッショナー公示された日を起点に補償選手の決定まで40日以内と期間が定められている。大和の契約締結公示は今月1日で、阪神には来年1月9日まで熟考する時間が残されていたが、金本阪神はわずか一日で人選を決めた。

 大和に代わる猛虎の新メンバーは、今季、新人ながら1軍で11試合に救援登板し1勝1敗、防御率6・52の成績を残した右腕・尾仲だ。この日、大阪市内で取材に応じた金本監督は「伸びしろ」を決め手に挙げた。

 「やっぱり伸びしろがあるからね。年齢も若いし、調子が良い時は150キロを超えている。俺は(選手を吟味する)時間がなかったから、球団の編成の方が吟味して推薦してきてくれた。それで僕も確認して、面白い投手ですねと。まだ(来季)2年目。(掘り出し物に)なってくれればいいね。それは彼次第」

 150キロ超の速球が武器の尾仲。実は、強運の持ち主でもある。8月22日の広島戦では3点ビハインドの8回から4番手として登板し、2回無安打無失点。チームは9回1死一塁から筒香、ロペス、宮崎が史上初となる3者連続本塁打によるサヨナラ勝ちを収め、奇跡的なプロ初勝利を飾った。その「強運」が本物なら、阪神に人的補償として移籍する運命も、本人にとってはプラスに働くはずだ。

 獲得を即決した指揮官も尾仲の勝ち運について「そうそう。あの時の映像も見たけど、良い球は投げていた」とうなずき、起用法については「(適性は)まだ年齢的に若いから今から先発の練習をすればね。タイプ的には先発と思うけど」と見通しを立てた。今オフの補強ポイントは投手陣の強化。内野の要だった大和を失ったが、将来性豊かな強運右腕を戦列に加えた。(惟任 貴信)

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