広島・中崎、来季目標は「年間被本塁打ゼロ」連覇貢献も慢心なし

[ 2017年12月11日 09:05 ]

トークショーに参加した中崎(右は一岡)
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 広島・中崎翔太投手(25)が10日、広島県東広島市の「東広島ハウジングフェア」で行われたトークショーに一岡とともに参加し、来季目標に自身初となる「年間被本塁打0(ゼロ)」を掲げた。今季は59試合に登板し4勝1敗、25ホールド、10セーブを記録しリーグ連覇に貢献したが、さらなる高みを目指してリーグ3連覇へと導く。

 3年間、安定した成績を残してこそ、認められるプロの世界。15年から数字を積み重ねてきた中崎も3年続けて結果を残したが、満足感はない。救援投手として求められるのは、先発投手以上の完璧性。来季目標を、昨年同様に「被本塁打0」とした。

 「今年は2本打たれた。悔しい。もう一度、目標に向けて頑張りたい」

 今季許した2本塁打はいずれも痛恨のアーチだった。8月23日のDeNA戦では、1点リードの9回2死からロペスに同点弾を浴び、チームも延長10回サヨナラ負け。9月5日の阪神戦でも1点リードした9回1死一塁から福留に一時逆転となる2ランを許した。チームは安部のサヨナラ2ランで勝利を収めたが、中崎にとっては悔しさだけが残った。

 勝敗に直結する一発だけが許せないわけでもない。本塁打厳禁を掲げるのは、一発が試合の流れを一変させる可能性があるからこそ。たとえ、3点のリードがあったとしても、ソロアーチさえ被弾してはいけないと考える。

 「それ(チームの勝利)は結果論でしかない。点を取られていいというのはない。ちょくちょく打たれる抑えは信頼されない。(来季は今季以上に)しっかり抑えたい」

 現在のポジションに安住することなく、将来的な先発挑戦も視野に入れている。ただ、来季については、畝投手コーチが抑えの座を中崎と今村に競わせる考えをすでに明らかにしており、中崎も期待に応える構えでいる。

 今季は腰痛症による離脱もあったが、自身の進化を実感したシーズンでもあった。「1イニングあたりの与四球数と被安打数の合計」を示す「WHIP」が0・92となり、初めて1点を切った。「0点台だったということは、成長できたんだと思う」。WHIPは米国では投手の能力を示す指標の一つとされ、0点台は一流投手の証とされる。着実に成長曲線を描くが、まだ25歳。自らに高いハードルを課し、大投手の階段を上がっていく。 (柳澤 元紀)

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