中日・大野雄、FA加入の大野奨との同姓バッテリー心待ち 開幕戦で実現ならセ界初

[ 2017年12月11日 08:34 ]

練習後、報道陣の取材に応じる大野雄
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 ナゴヤ球場で自主トレ中の中日・大野雄大投手(29)が10日、日本ハムからFA移籍が決まった大野奨太の加入を心待ちにした。「ピッチャー大野にキャッチャー大野。面白いですよね」と同姓バッテリーを組む来季に、早くも思いを巡らせた。

 問題となるのが登録名。2人とも大野では判別しにくいため、変更する可能性が高い。大野雄は「登録名は“川井進”にします」と仰天発言。16年に引退し、現在は編成部に所属する川井雄太氏が現役中に川井進→川井雄太→雄太と登録名を変更した過去があり、同じ「雄大(ゆうだい)」の名前を持つ大野雄なりのボケで、実際は「大野雄の3文字よりフルネームにしたい」とオリックス・金子千尋のように「大野雄大」を希望した。

 昨季、日本ハムで日本一を経験した大野奨については「FAで来るということはレギュラーとして監督も使うはず。コミュニケーションをとって自分のことを分かってもらえたら」。今季は2年連続で開幕投手を務めたが、7勝8敗に終わり2年連続で2桁勝利に届かず。「大野バッテリー」での3年連続開幕投手から復活を目指す。(徳原 麗奈)

 ▼同姓バッテリーメモ 中日の同姓バッテリーは、09年4月9日ヤクルト戦でともに途中出場の清水昭信―清水将海が組んだのが最後。開幕戦での同姓バッテリーは、75年に日本ハムの高橋直樹―高橋博士が太平洋戦で先発した例はあるが、セ・リーグで実現すれば初になる。

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2017年12月11日のニュース