日本通運のルーキー生田目 強気の投球で“2セーブ”目!胴上げ投手も「狙ってます」

[ 2017年7月24日 21:27 ]

都市対抗野球大会第11日準決勝   日本通運5―3三菱日立パワーシステムズ ( 2017年7月24日    東京D )

<三菱日立パワーシステム・日本通運>9回を3人で抑えた日本通運・生田目
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 日本通運の最後を締めくくったのがルーキー生田目(なばため)翼だった。流通経済大3年時、大学選手権で準優勝。150キロの快速球とスライダーで一躍注目を浴びた男。その後、右肩裏を痛め目立った成績は残せなかったが、社会人になりマウンドでの強気な姿勢は変わらなかった。

 「きょうは継投でいくぞ、と言われていたので思い切っていきました。バッターに向かっていく気持ちで投げました」

 アマチュアにセーブ制度はないけれど、1回戦に続く“2セーブ”目をマークした。大学時代は「野球はあまり好きじゃないんで。公務員がいいと思います」とトボけた受け答えで報道陣を驚かせたが「えっ?今は野球好きっす」とニヤリと笑った。

 いよいよ決勝戦。接戦が予想され最終回に登板のチャンスもありそう。「もちろん、それを狙ってます。胴上げ投手、おいしいところで投げたいっす」。まだ社会人野球は慣れてないそうで「マウンドでは緊張ドキドキです。でも打者に見せないよう堂々としてます」とハッタリも。球速にもこだわりがありMAXは153キロ。「もっと速いボールを投げたい。今年は勉強して先発でも投げたいですから」と2年後のプロも視野に入れる。

 やんちゃな面と大人の面を併せ持つ生田目。投げる姿にワクワクする躍動感。ぜひ“ナマ”で見たい選手の一人だ。

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2017年7月24日のニュース