DeNA梶谷 リーグ単独トップ6号「2秒で抜かれます」

[ 2017年5月5日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA5―2巨人 ( 2017年5月4日    東京ドーム )

<巨・D>3回1死一塁、梶谷は左中間に2ランを放つ
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 DeNAの「88年生まれコンビ」が3連戦3連敗を阻止した。まずは2回無死一塁、14試合ぶりにスタメン復帰した宮崎が左越えへ1号2ラン。4番・筒香が四球で歩かされた直後に先制パンチを浴びせ「スライダーを一発で仕留めることができた」。続く3回は、1死一塁から梶谷が左中間へ6号2ランを叩き込んだ。

 試合後、本塁打ランクでリーグ単独トップに躍り出たことを知ると「マジ?今だけです。(他の選手に)2秒で抜かれます」。笑い飛ばした表情は充実感に満ちていた。

 ラミレス監督の打線テコ入れが功を奏した。打撃陣はここ2試合でわずか1得点と絶不調。序盤から得点を奪うため、試合前まで得点圏打率が・148と低かった前日3番の梶谷を13試合ぶりに2番で起用した。さらに試合前まで得点圏打率・400と好調なロペスを5番から3番に戻し、左脇腹違和感から復帰した宮崎を5番に据えた。重視する「攻撃型2番」と筒香の後ろを打つ「5番」が結果を出し、指揮官は「グレートフィーリング!打線を入れ替えてすぐ結果が出るのはうれしいよ」とガッツポーズした。

 4番・筒香が打率・267と本調子でない中、その前後を打つ同学年コンビがチームを救った。「カジ(梶谷)が打ったのでいい刺激になった。2人で(打線を)盛り上げたい」と宮崎。梶谷も「宮崎が打つとうれしい。(チームに)同級生が少ないので、2人で頑張りたい」と力強く話した。 (原田 真奈子)

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