イチロー 絶賛の“5つ星キャッチ” 捕球確率21%美技締め

[ 2017年5月5日 05:30 ]

インターリーグ   マーリンズ10―6レイズ ( 2017年5月3日    セントピーターズバーグ )

<レイズ・マーリンズ>7回、一ゴロでタッチをかいくぐり走るイチロー。セーフからビデオ判定でアウトに(AP)
Photo By AP

 12試合ぶりに先発出場したマーリンズのイチローは3日(日本時間4日)、レイズ戦の4点リードの9回2死一塁で一、二塁後方への小飛球を滑り込んで好捕。試合を終了させ「僕が声出したんで(二塁手は)どいてくれると信じていきました」と振り返った。

 大リーグ公式サイトは解析システム「スタットキャスト」で、この飛球の捕球確率は21%と分析し、打球を追う速さも含め「5つ星キャッチ」と絶賛。ドン・マッティングリー監督も「あのプレーで(守護神)ラモスを投入しなくて済んだ」と称えた。

 13打席ぶりの安打も出た。2―4の6回無死一、二塁、進塁打が欲しい場面で外角ツーシームを技ありの右前打。好機を満塁に広げ、この回一挙5点を奪った。7回の打席では、一ゴロでタッチをかいくぐるスライディング。ビデオ判定の末にアウトに覆ったが、一度セーフと判定させた。

 11試合連続で先発から外れたのは、昨年5月に並ぶ自己最長。感覚維持の難しさを「そんなのは言わずもがなです」と苦笑いしたが、43歳はそれを感じさせなかった。 (笹田幸嗣通信員)

続きを表示

この記事のフォト

2017年5月5日のニュース