ブレない新井 ブラウン元監督「死ぬ直前でも必死にプレーする選手」

[ 2017年5月5日 08:45 ]

セ・リーグ   広島8―7中日 ( 2017年5月4日    マツダ )

<広・中>8回1死二塁、右翼線に勝ち越し適時打を放ち、二塁に滑り込んでドヤ顔の新井
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 ブレない男だ。開幕30試合で打率・318。2000安打を達成した昨季とペースは変わらない。リーグ優勝を果たし、MVPまで獲った。何かを成し遂げると、人間は多少の緩みが出るもの。だが、杞憂(きゆう)…とばかりに広島・新井は淡々と仕事をこなす。

 「2000本を目指してやっていたわけじゃないので、何も変わらない。カープに帰って来た時からずっと一緒」。言葉には、てらいのカケラもない。「もう一回、皆と喜び合いたい。ただそれだけ」と続けた。愚直。かつてブラウン元監督は「死ぬ直前でも必死にプレーする選手」と評したが、40歳の体にムチ打つ姿は間近で見ていて頭が下がる。(広島担当・江尾 卓也)

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2017年5月5日のニュース