ダルと合同トレの藤浪 今年こそ100キロボディー 大谷に続く

[ 2016年11月17日 06:10 ]

ボールを使い左右に反復ダッシュする藤浪

 阪神の藤浪晋太郎投手(22)が16日、来月に予定されているレンジャーズ・ダルビッシュ有投手(30)との合同自主トレの狙いを肉体の巨大化に定めた。

 「しっかりトレーニングをして体を大きくしたい。20~30キロも増えることはないけど、増やせるだけ増やしたい」。筋力増によるサイズアップを主目的とし、さらなる進化へ向けた土台つくりとする考えを明かした。

 昨オフは同世代の大谷がダルビッシュ塾に入門し、肉体改造に大成功した。オフ期間で10キロ近くの増量に成功した大谷は初めて体重が100キロを超え、その土台を得てシーズンに臨んだ結果、投げては10勝、打っては22本塁打という二刀流で成績を残し、日本ハムの日本一に貢献した。藤浪の狙いも同じだ。

 今年の1月には96キロまで増量。入団1年目の86キロから10キロ増やした計算ながら、目標数値は100キロボディーだ。92~93キロで推移するシーズン中の体重を上げることで、パフォーマンスの向上を狙う。そのためには筋力増と食事も重要な要素で「栄養学とか、食事のことを勉強したい」とダルビッシュに教えを請うつもり。参加が見込まれる大谷とは初合体となる可能性が高く、切磋琢磨(せっさたくま)の環境になりそうだ。

 参加していた鳴尾浜での秋季練習は打ち上げとなり、今後は自主練習へ突入。「12月中はスローをするつもりはありません」。休ませるのは肩肘だけでトレーニングまで休む訳ではない。来年3月開幕のWBCに出場する可能性もあり、阪神と侍ジャパンの両方に目配せをしながらオフを過ごす。4年目の今季は7勝11敗、防御率3・25で初めて2桁勝利に届かなかった。巻き返しへ重要な冬がやってきた。

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2016年11月17日のニュース