大統領自由勲章にスカリー氏 “ドジャースの声”として長年の功績

[ 2016年11月17日 10:05 ]

ビン・スカリー氏 (AP)

 米国のホワイトハウスは16日、文民最高位の勲章である「大統領自由勲章」の今年の受章者を発表し、長年ドジャースのチーム専属アナウンサーを務めたビン・スカリー氏(88)が選ばれた。

 “ドジャースの声”としてファンから親しまれたスカリー氏はドジャースがまだブルックリン時代の1950年から現役を退いた今季まで67年もの間、実況席に座り続けた。これは同一チームのアナウンサーとしては史上最長記録で、1982年には米国野球殿堂から優れた試合放送関係者へ贈られるフォード・C・フリック賞が授与されている。また、歴史的瞬間にも数多く立ち合い、1974年にハンク・アーロンがベーブ・ルースの通算本塁打記録を破った時にもマイクを握っていた。

 今年の受章者は21人で、スカリー氏のほか、ロバート・デニーロやロバート・レッドフォード、トム・ハンクスらの名優やプロバスケットボールNBAの元スーパースター、マイケル・ジョーダン氏も選ばれている。さらに、歌手のブルース・スプリングスティーンやダイアナ・ロス、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ夫妻も栄誉にあずかった。授与式はオバマ大統領が22日にホワイトハウスで行う。

続きを表示

2016年11月17日のニュース