巨人オーナー 異例の秋季C視察で訓示「地獄の日々を」

[ 2016年11月17日 05:30 ]

宮崎秋季キャンプ視察に訪れ巨人・高橋監督(左)と話す老川オーナー

 今年3月に就任した巨人の老川祥一オーナーが、宮崎秋季キャンプを初めて視察した。

 秋季キャンプにオーナーが自ら足を運ぶのは異例。練習前の円陣では「オリンピックの選手も地獄の日々を経て金メダルにつながった、とコメントしていた。そういうことが優勝につながる」と訓示した。

 ブルペンでは杉内の投球を見守り、打撃練習は通称「原タワー」から視線を送った。ティー打撃をする小林誠や重信を間近から見つめ「厳しい練習をして、それに耐えて頑張っている」と感心した。17日は韓国・ハンファとの練習試合。激励を受けた高橋監督は「テストとは言わないけど、“おっ”と思えば1軍に入れてみようかなと思う」と競争を促した。

 老川オーナーはファンからサインを求められる一幕もあり「これはびっくりした」と驚き、色紙には「感謝」と記した。今回は1泊2日の日程。「期待に応えられるように、一生懸命練習をしてもらいたい」との言葉を残し、帰京した。 (神田 佑)

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