“ミスター社会人”JR東日本・片山 今季限りで引退へ

[ 2016年11月10日 08:10 ]

JR東日本の片山

 社会人野球・JR東日本の片山純一投手(34)が今季限りで現役を引退することが9日、わかった。

 広島出身の片山は瀬戸内―亜大を経て05年にJR西日本へ入社した。06年にJR東日本へ移籍。先発、中継ぎ両方ともこなせるタフな左腕として11年都市対抗では同社初優勝に貢献。3度の社会人ジャパン入りも果たすなど、社会人野球の中心的存在として知られた。9日、関東選抜として出場したオランダ代表との練習試合が最後のマウンドとなり、選抜メンバーからは胴上げされた。

 当日はともに社会人ジャパンを支えてきたトヨタ自動車のエース・佐竹功年投手らが応援に駆けつけるなど人望の厚さを物語った。「プレーヤーとしてチャレンジ精神が持てなくなり、引退を決めました。多くの方に出会い、育てていただき感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。

 10月にはHondaの多幡雄一内野手(34)も引退を表明。社会人野球をけん引してきたベテランが、また一人ユニホームを脱ぐことになった。

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