ダル 今季最多107球投げ3勝目「また一つレベルが上がった」

[ 2016年8月14日 05:30 ]

タイガース戦に先発し、6月3日以来の3勝目を挙げたレンジャーズのダルビッシュ

ア・リーグ レンジャーズ8―5タイガース

(8月12日 アーリントン)
 レンジャーズ・ダルビッシュが、タイガース戦で右肘手術から復帰後最多となる107球の熱投。6回2/3を4失点(自責2)と好投し、20代最後の登板で3勝目を挙げた。

 球数が105球に達した7回2死。ジェフ・バニスター監督が心配そうにマウンドに駆け寄ると「じん帯が切れそう」と冗談を飛ばす余裕も。直後に二塁打を許して降板したが「手術の後は投げたことがない球数なので、また一つレベルが上がったかな」。6月3日以来、70日ぶりの白星。シーズン終盤からプレーオフに向け、100球超えをクリアしたことはチームにとっても大きい。

 降雨のため試合開始が2時間42分遅れた。立ち上がりは不安定で2回までに47球を要したが、3回以降はツーシームなどで打たせて取り、立て直した。16日に30歳となる右腕は「年齢は関係ない。29歳より30歳の方がたぶん強いと思う」とさらなる進化を誓った。 (奥田秀樹通信員)

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