東邦 自慢の打力が終盤爆発 3イニングで8得点「びっくりした」

[ 2016年8月14日 17:06 ]

<東邦・八戸学院光星>サヨナラ勝ちに喜ぶ藤嶋(左)ら東邦ナイン

第98回全国高校野球選手権大会第8日・2回戦 東邦10―9八戸学院光星

(8月14日 甲子園)
 東邦が9回に一挙5得点を奪い八戸学院光星にサヨナラ勝ち。土壇場で4点差をひっくり返して3回戦進出を決めた。

 東邦は7回からマウンドに上がった八戸学院光星のエース桜井を攻めて7回と8回にそれぞれ得点を奪い、5―9と4点差。波に乗る東邦打線は9回も4本の適時打を放ち試合に終止符を打った。

 森田監督は「びっくりした」と第一声。9回は「満塁を作って一振りで決めるつもりで戦かおう」と選手に指示したという。結果はこの回だけで6安打5得点。「なかなかこういう場面は遭遇したことがない。ベンチで鳥肌が立ち、涙が出た」と声を震わせた。1回戦で24安打19得点の打力が終盤になって発揮され、最後は「選手の力です」と力強く語った。

 サヨナラ打の鈴木理は「球場全体が自分たちを応援していて、逆転できる雰囲気があった」と興奮冷めやらぬ様子。相手のエース桜井が1ボール2ストライクから選んだ4球目はスライダー。「狙って打ちました」と大きくうなずいた。

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2016年8月14日のニュース