いなべ総合学園 積極策が功を奏す「相手に向かっていかないと」

[ 2016年8月14日 10:49 ]

<いなべ総合・山梨学院>8回、1死三塁の場面でいなべ総合の藤井は右翼線への適時二塁打を放つ

第98回全国高校野球選手権大会第8日・2回戦 いなべ総合学園7―2山梨学院

(8月14日 甲子園)
 いなべ総合学園は積極策が功を奏し、終盤に一挙5得点。山梨学院を下して3回戦進出を決めた。

 いなべ総合学園は2―2の同点で迎えた8回、先頭の宮崎が右前打で出塁すると、尾崎監督は「初球からいける確信があった」と盗塁のサイン。宮崎は見事に二盗を決めると藤井の適時二塁打で勝ち越しのホームを踏んだ。なおも2死満塁とし、2本の適時打で4得点を追加した。

 8回の場面、送らずに宮崎に走らせた尾崎監督は「積極的に相手に向かっていかないといけない」とコメント。右翼線へ見事な勝ち越し打を放った藤井には早めにタイミングを取るように指示したという。7回を投げて2失点と好投を見せた先発の赤木については「要所を落ち着いてよく投げてくれた」と称えた。

 勝負どころで4番としての役割を果たした藤井は「チャンスで一本打つことができてよかった」と笑顔。さらに「何も考えずに打つことだけに集中できた。5得点のきっかけになれたのでうれしい」と声を弾ませた。

続きを表示

2016年8月14日のニュース