【福井】北陸 ノーシードから24年ぶり夏切符 昨夏の雪辱果たす

[ 2016年7月28日 05:30 ]

<福井商・北陸>歓喜の輪を作る北陸ナイン

第98回全国高校野球選手権福井大会決勝 北陸6―5福井商

(7月27日 福井県営)
 マウンド上で両手を突き上げた背番号10・本多へ、背番号1の水野が猛ダッシュ。ノーシードの北陸が24年ぶり3度目の甲子園切符を手にした。

 「調子はよくなかったです。でも、本多がいてくれるから思い切って投げれました」とエースは7回途中5失点で、あとを本多に託した。「初回から準備してました。スライダーがよかった。水野がいてくれて、自分はここまで成長できたと思います」。1年秋から背番号1を争った2人の左腕がチームをけん引。昨夏は1回戦で福井商に2―5と完敗して「あの時の悔しさがあったから、きょうの優勝がある」と2人は声をそろえた。

 「子どもたちに勝たせてもらいました。甲子園では全力プレーできれば」

 監督歴23年、北陸の監督として就任4年目で自身初の甲子園を決めた谷津田伸二監督は笑顔のナインと熱く抱擁し、ただ1人、目頭を押さえた。

 ▼北陸・中川 (6回2死一、三塁から右中間へ決勝の2点三塁打)2人の投手がよく投げてくれてたから。積極的に真っすぐ狙いでした。

 ▽北陸(福井)中高一貫校。バスケットボールやハンドボールも強い。

続きを表示

2016年7月28日のニュース