12地区で代表決定 関東第一、劇的サヨナラ 智弁学園は逆転勝利

[ 2016年7月28日 17:09 ]

<関東第一・東亜学園> サヨナラ打を放ち歓喜の関東第一・森川(右)

 第98回全国高校野球選手権大会の地方予選は28日、12地区で決勝が行われ、東東京大会は関東第一が4―3で東亜学園に逆転サヨナラ勝ち。2年連続7度目の夏の甲子園出場を決めた。

 東亜学園が延長10回表に勝ち越すも、関東第一はその裏、連打と相手失策で1死二、三塁とし、主将・村瀬の右前適時打で同点。なおも続くチャンスで7番・森川が右中間を破るサヨナラ打を放った。

 奈良はセンバツVの智弁学園が天理を6―5で下した。智弁学園は4回に逆転し、7回には福元の3ランでリードを広げた。先発・村上は9回に3点を奪われ1点差とされたが踏ん張った。

 兵庫は市尼崎が明石商に3―2で競り勝ち、1983年以来33年ぶりとなる2度目の夏の甲子園出場。

 群馬は前橋育英が高崎健康福祉大高崎を8―4で破った。9回に高崎健康福祉大高崎が追い付き延長戦に突入。前橋育英は延長12回に一挙4点を挙げて3時間36分の熱戦を制した。

 愛媛は松山聖陵が新田を3―2で下した。「愛媛のダル」の異名をとる身長1メートル96右腕、松山聖陵のエース・アドゥワが変化球中心の投球で2失点完投。

 岐阜は中京が大垣日大を3―2で下した。3回に北川の2点打で逆転し、5回には吉位の適時打で加点。9回に1点差に迫られたがしのぎ切った。

 和歌山は市和歌山が2―0で箕島に勝利。エース赤羽の見事な完封劇で、公立校同士の対決を制した。

 山口は高川学園が宇部鴻城を8―2で下し、初の甲子園出場。先発・山野は2失点完投で10奪三振。

 宮城は東北が利府を5―0で破った。エース渡辺が完封勝利。

 三重はいなべ総合が6年ぶり2度目の甲子園出場。10―4で津田学園を下した。

 富山は富山第一の先発・森圭名が富山商打線を完封し、8―0で3年ぶり2度目の甲子園切符。

 徳島は鳴門が2―1で鳴門渦潮に勝ち、2年連続11度目の優勝を飾った。

 ▼西武・潮崎ヘッド兼投手コーチ(86年度卒)5連覇のプレッシャーの中で大変だったと思う。エース左腕は好投手だと聞いているので、甲子園でも勝ち上がってほしい。

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