広島・野村 自己最多タイ12勝!北別府以来球団34年ぶり8戦8勝

[ 2016年7月23日 08:05 ]

<広・神>今季12勝目を挙げ、最後を締めた中崎(左)から笑顔でウイニングボールを受け取る野村

セ・リーグ 広島4―2阪神

(7月22日 マツダ)
 リーグトップの勝ち星を挙げる男は勝ち方を心得ている。広島の野村は万全の状態でない中、無四球と自慢の制球力を駆使して6回1失点にまとめ、球団では82年北別府以来となる8戦8勝を記録。13年の自己最多に並ぶ12勝目を挙げた。

 「(腰の影響は)ゼロじゃないけど、自分のベストを尽くすことしか考えていなかった。(投球は)良くはなかったが、最低限の仕事はできたのでは。走者を出すことで相手のチャンスになる確率を上げてしまう。四球を出すなら打たれた方がいいと思って投げた」

 前半戦で一度も先発ローテーションを外れることなく登板したこともあり、腰に蓄積疲労が溜まっていた。ハリ治療などを施してきたがこの日も違和感があり、わずか88球での降板となったが、存在感は示した。

 新人だった12年以来、4年ぶりに出場した球宴で同い年の巨人・菅野と旧交を温めた。「大学の時から仲が良かったので話したいと思っていた。野球の話は深くはしなかったけど、投球を見たりして刺激を受けた。負けられないなという気持ちもある」。入団から3年連続2桁勝利のエースと接することで先発を担う責任を改めて感じ、自身の後半戦初戦に臨んだ。

 緒方監督も「今日は祐輔。体調面が十分でない中でよく投げてくれた」と称えた。リーグ2位の同僚ジョンソンに3勝差をつけ、最多勝のタイトルもおぼろげに見えてきたが「チームが勝つ投球ができているのはうれしい。これからも一戦一戦大事に頑張っていきたい」と気を引き締める。貯金は今季最多タイ21となり、2位巨人が敗れゲーム差は再び10に。悲願のリーグVへ身を粉にしてまで貢献する覚悟は出来ている。 (柳澤 元紀)

 ≪12勝は自己最多タイ≫野村(広)が6回1失点で12勝目を挙げ、2年目の13年にマークした自己最多に早くも並んだ。5月25日巨人戦からは登板8戦8勝。チーム投手では82年北別府以来34年ぶりの快記録だ。

 ≪今季阪神戦勝ち越しに王手≫阪神戦は5月22日から8連勝で、12勝4敗で今季のカード勝ち越しに王手をかけた。また、同戦の8連勝は07年4~11回戦以来9年ぶり。
 
 ≪26日にもM38点灯≫2位巨人が敗れたため、広島の優勝マジック点灯は最短26日。条件は23日から広島が3連勝、巨人が3連敗で38が点灯する。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2016年7月23日のニュース