悪くはないけど…由伸監督 筒香に被弾菅野に注文「4番を抑えて」

[ 2016年7月23日 05:30 ]

<D・巨>延長12回1死、筒香にサヨナラ本塁打を浴びガックリの山口

セ・リーグ 巨人2―3DeNA

(7月22日 横浜)
 冷静な表情ながら、普段よりも早い口調。巨人・高橋監督の悔しさの表れだった。

 「粘ってね、何度かピンチはあったけどね…。次の1点が取れなかったのが全てだと思う」

 好調・筒香にやられた。先発・菅野は初回2死二塁から、二遊間のゴロがイレギュラーする不運な中前先制打を許した。4回は全7球の速球勝負で左中間二塁打。6回は148キロを捉えられて左越えソロを浴び「そろそろ変化球を待っていると思った。選択は間違っていないと思う。あれを打ち返すのは状態がいいんだと思う」と言った。

 粘って持ち込んだ延長戦で、節目の600試合登板の山口が筒香にサヨナラ被弾。「試合をぶち壊してしまい、申し訳ないです」と肩を落とした。打線は筒香が1人で打ったのと同じ4安打で2点と援護なし。過去5勝3分けだった延長戦で今季初黒星、初めてのサヨナラ敗戦となった。

 7回2失点の菅野に高橋監督は「悪くはないと思うけど、何とか相手の4番を抑えてほしい」と注文。菅野も「リーグNo・1のバッター。それを抑えるのが僕の仕事」と雪辱を誓ったが、首位・広島とは再び10ゲーム差に開いた。 (春川 英樹)

 ▽山口(巨人)通算600試合登板 22日のDeNA15回戦(横浜)で達成。プロ野球38人目。初登板は07年4月29日のヤクルト戦。

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