九里2年ぶりプロ3勝目 マツダで初のお立ち台「最高ですね」

[ 2016年5月26日 19:20 ]

<広・巨>6回2失点でプ2年ぶりのプロ3勝目を挙げた広島・九里

セ・リーグ 広島3―2巨人

(5月26日 マツダ)
 3―2の9回2死一、二塁。ゴロを捕球した三塁手の安部が倒れ込むようにベースタッチしてゲームセット。一塁ベンチを飛び出した広島の3年目右腕・九里は笑顔でナインを出迎えた。

 6回4安打2失点でプロ3勝目。ルーキーイヤーだった14年4月19日のDeNA戦(横浜)から2年1カ月も白星から遠ざかっていただけに喜びはひとしおだ。

 本拠地・マツダスタジアムで初勝利、初のお立ち台。「最高ですね。まずはチームが勝てるようにと思って投げていました。それが自分の勝ちにつながって、このお立ち台の立てて、うれしいです」

 初回、いきなり1点を失ったが、味方打線がすぐに追いつき、逆転してくれた。6回に1死二、三塁からクルーズの左犠飛で同点とされたが、その裏1死満塁から安部の右犠飛で再び勝ち越し、勝ち投手の権利を手にしてマウンドを降りた。

 「打ってくれると信じていました。チームもバッティングがいいので、自分もなるべく点を与えないよう気持ちだけ強く持って投げました」と気迫の投球を強調。長いトンネルを抜けた右腕は「これからもチームの勝ちに一つでも多く貢献したい」と誓った。

続きを表示

2016年5月26日のニュース