明大・高山、歴代リーグ単独3位124安打 最多記録にあと3

[ 2015年9月22日 05:30 ]

<明大・立大>2回2死三塁、明大・高山はリーグ通算124安打目となる中前適時打を放つ

東京六大学野球秋季リーグ戦第2週第3日 明大5-3立大

(9月21日 神宮)
 3回戦2試合が行われた。明大は立大を5―3で下し、2勝1敗で勝ち点1を挙げた。今秋ドラフト1位候補、高山俊外野手(4年)が2安打を放ち、歴代リーグ単独3位の通算124安打とした。法大は東大に10―1と快勝。熊谷拓也投手(2年)が8回1失点の好投で勝ち点1に導いた。

 高山の勢いが止まらない。3戦連続マルチとなる2安打。「崩れながらも体を残せてヒットコースに打てたのは良かった。たまたま打てているだけです」。淡々と振り返ったが、通算安打を124とし、松下勝実(慶大)を抜いて歴代単独3位になった。

 初回、2回と続けて回ってきた打席で、ともに外寄りの球を中前打。今秋は打席でバットをやや寝かせ気味に構えたことで確実に球を捉えられるようになり、安打量産につながっている。「寝かせているという意識はないけれど、ミートを心がけた結果そうなっている」と高山。反省も忘れない。8回2死満塁から凡退しただけに「悔しい。ああいう場面で打たないと」と満足はしていなかった。

 26日からの次週・早大戦で大先輩の高田繁(明大)が持つ127安打のリーグ記録を更新する期待は高まる。「簡単な数字じゃない。凄くプレッシャーを感じるし、考えることもある。でも、ここで止まったらしょうもないシーズンになる。いい緊張感を持って次に望みたい」。全てを力に変え歴史を塗り替える。(松井 いつき)

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2015年9月22日のニュース