ジョンソン、2冠で11月挙式に花添える!婚約者の前で13勝目

[ 2015年9月22日 05:30 ]

<広・D>婚約者のカーリン・コマーさん(左)との2ショットを披露するジョンソン

セ・リーグ 広島3-2DeNA

(9月21日 マツダ)
 まさに獅子奮迅の活躍だ。広島・ジョンソンが7回を3安打2失点に抑え、リーグトップタイの13勝目。セ界1位を維持する防御率(1・84)だけでなく、勝ち星でも同僚の前田健、阪神・藤浪と並んだ。チームの連敗を止め、自力V消滅の危機も救った左腕は、お立ち台で破顔一笑だった。

 「2人に並んだのは光栄だ。捕手のイシハラや攻撃陣に感謝したい」

 いきなりつまずいた。初回、先頭・荒波の内野安打と四球で1死二、三塁とされ、筒香に先制の中前2点打を浴びる。だが、このままズルズル行かないのが優良助っ人たるゆえんだ。尻上がりに調子を上げ、以降は6個のゼロを並べてみせた。

 高いモチベーションがある。婚約者のカーリン・コマーさんがスタンド観戦。11月14日に故郷の米国ミズーリ州カンザスシティーで挙式の予定だ。「結婚は自分の中で一番大きなこと。200人ぐらいが集まり、大きなパーティーになると思う」。メモリアルな1年を好成績で…との思いは強い。

 マツダではこれで7連勝。防御率、最多勝の2冠を視界にとらえた助っ人の存在は、逆転を狙うチームには心強い。「今季はあと2回投げる機会があると思うが、すべて勝ちたい」。高らかな宣言が頼もしく響いた。(江尾 卓也)

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