張本氏 連続試合安打の秋山にエール「35~36試合まで伸ばして」

[ 2015年7月12日 07:18 ]

<日・西>4回2死、秋山は遊撃に内野安打を放つ

パ・リーグ 西武7-8日本ハム

(7月11日 札幌D)
 西武・秋山が4回に遊撃内野安打を放ち、連続試合安打を張本勲らに並ぶ歴代4位タイの30に伸ばした。高橋慶彦(広島)が持つプロ野球記録33試合にはあと3。張本氏は「35~36試合に伸ばして」とエールを送った。

 西武の秋山は少し足を上げるけど、体の軸が全くぶれない。だからいろんな球に対応できる。それでいて足も速い。日本記録を持つ高橋慶彦も俊足のスイッチヒッターだったように、左で足の速い打者は一塁へ到達するのに半歩、いや一歩は違う。これは大きな強み。加えて安定感のある打撃技術。記録を35~36試合まで伸ばしてもらいたい。

 ただ、こればかりは運もある。私は巨人移籍1年目の1976年に30試合連続安打をマークしたが、途切れたのは6月22日の大洋(現DeNA)戦(後楽園)。試合前のフリー打撃で自打球を右足甲に当ててしまった。かなり厳しい状態だったが、長嶋監督から「とにかく5回まで出ろ。後は俺が判断する」と言われて出場。第1打席、打球は遊撃手の山下大輔(現DeNA2軍監督)の脇を抜けてセンターに到達した。ヒットと思ったら記録はエラー。結局、この試合4打数無安打に終わった。秋山が記録更新する場合は球宴を挟んでということになるが、とにかく幸運を祈っている。(本紙評論家)

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